今から30年近く前に務めていた会社に「誕生日は祝ってもらうんじゃなくて、皆にご馳走して一緒に楽しむ」と言う人が居た。その時は「へぇ〜、こういう考え方もあるのか」と思うだけだった。
私は若い頃はただ誕生日になると20歳になったとか、30歳になったとか、思うだけだったが、今では”生きていること、生まれてきたこと”の重みを感じることが出来るようになった。
私の性格、考え方、行動、すべてにおいて、父と母がいたからこそ私が居る。母が産んでくれたから今がありえる。
今後私も、誕生日には母に「産んでくれてありがとう」と言うつもりだ。最初は照れくさいだろうが、母がどのように反応するか楽しみだ。
母が倒れてから761日
老人ホームに入居25日